初めて入院したのは…今から15年程前の事でした。
それまで病気らしい病気もせず、せいぜい年に1、2回風邪を引く位でその特も、お腹の調子が少し悪いものの、ちょっと風邪気味かな?としか思わず、市販の下痢止めと、風邪薬を飲んで、早めに就寝。
異変を感じたのは、夜中の3時。お腹が痛い。トイレに行ったのにまだ痛い。
朝になってもまだ痛い。でも、会社はしばらく休めそうにない。
市販の下痢止めと、お腹にカイロをあてて何とか乗り切ろう。と決心したのも束の間腹痛+寒気と関節の痛みに襲われて業務継続不可能状態に。やむを得ず午後から早退を申し出てその足で病院へ。
39°を超える高熱と水分を摂ると直後に腹痛と下痢…血液検査の結果、見立ては急性腸炎。
緊急入院となり精密検査をする事に。
ここに至るまでの経緯を問診で聞かれ、お腹のカイロの話をするとすぐに剥がすように言われる。
免疫力が落ちていたところに、風邪気味で風邪の菌がお腹に入って、カイロで温めた結果、菌が増殖したらしい。
その日から1週間の持続点滴の絶飲食宣告がされる…。入院生活3日目までは腹痛と下痢で食欲もなく、検査しつつグッタリ過ごしたけれど、4日目‼空腹感と水分が欲しくなる。医者に伝えるも却下。胃腸を完全に空にして菌を無くす為との事。
それから4日間、苦痛の絶飲食生活。ごはん時になると他の患者さんの食事の匂いが~。さらに増す空腹感。
8日目、やっと絶飲食から解放される!と運ばれて来たおぼんを見て目を疑う光景が…
十分粥のみ。食べ物じゃなーい‼一瞬にして飲んで終わり。 まともな食べ物が出て来たのはそれから2日後。本来病院食は味が薄くて美味しいものではないハズなのに、おいしくておかわりが欲しいとさえも。
結局2週間の入院生活となりました。
たかが風邪と思ったのか大きな間違いで、風邪は万病の元を体験した出来事でした。
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