クリニックで医療事務の仕事をしていたときの話です。
そのクリニックは診療科目に「皮膚科」と「眼科」を掲げていました。
しかし先生の専門書などを見てみるとほとんどが皮膚科もので、どうみても皮膚科に自信をもっているようでした。個人医院ではありますが簡単な手術もこなすなど、皮膚科の技術はとても高かったように思います。
それとなく先生に聞いてみると
「専門は皮膚科で、眼科は近所のコンタクトレンズ屋に頼まれてやっている」
ということで、眼科の方は全く専門ではないということでした。
そのためコンタクトレンズ処方以外の患者さんが受診してくると、あとで医師仲間か誰かに電話してアドバイスをもらっているようでした。
先生曰く個人の医院は標榜科目の一番初めに書いてある科が専門で、それ以外はおまけで診るよ!という程度のものなので注意した方がよい、ということでした。
何人かの医師で診察していてそれぞれの診療科もあるクリニックなら良いと思いますが、医師1人体制のクリニックでは「標榜科目の一番初めに書いてある科」の診療を受けることが重要なようです。
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